トラック運転手が転職を失敗しないための4つのポイント

自己評価の重要性を強調し、トラックドライバーが自身のスキルや目標を反映する様子
ふじき
こんにちは、ふじきです。

私がこれまで5回以上の転職を経験してきた中で得た知見をもとに「トラック運転手が転職を失敗しないためのポイント」を4つにまとめてみました。

私自身は、大変で辞めたくもなる職業であると思いつつも、大きな車体を自分で操ることの楽しさや達成感が忘れられず、現在も続けているところです。

きっとあなたも、引き続きトラック運転手を続けようと考えているはずなので、是非、参考にしてみてください。

目次

1.トラック運転手の求人を闇雲に探すことを止めるべし

今の会社が嫌になって、どこか良いところはないかな?といった現実逃避のために求人情報を眺めるのであれば問題ありませんが、そうではない場合にははっきり言って時間の無駄になります。

なぜなら、転職活動というのは、人生において大きなエネルギーを要する仕事のひとつだからです。

自分自身のことだから問題ないと思われがちですが、特に家族がいる場合には知らず知らずに影響を及ぼして迷惑をかけてしまうこともあります。仮に独身者の場合でもパートナーが離れていってしまう可能性もあります。それほどあなたの周りに影響を及ぼす行動だということを忘れないようにしましょう。

それから、転職が成功したと実感するのは、内定をもらった時でもなく、その会社に入社した時でもなく、その会社で継続的に働き続けて数年とか経ってからです。転職によって影響を与えた周囲の人が笑顔で接してくれたりした時などに、ふと感じるものだからです。

つまり、ここで言いたいのは、僅かなスペースに掲載されている求人情報だけに振り回されず、じっくりと転職という活動に向き合おうということです。

考えてみたら分かりますが、求人情報は僅かなスペースに情報を詰め込みすぎており、フックになったワードを使ったりして、あなたに注目してもらおうと必死になっています。心地の良い言葉を巧みに操り、面接に来てくれさえすれば楽勝くらいに思っている会社があってもおかしくはないのです。

あなたの人生を大きく左右する転職という行動に対して、そのようなものに惑わされないようにしてください。

2.トラック運転手として他の会社へ転職する意志を明確にすべし

トラックドライバーが成功への転職を戦略的にナビゲートする様子

トラック運転手として、今とは別の会社に転職するための事務的なプロセスをざっくり確認するとこんな感じです。

求人を探し、応募して、面接を受け、内定を待ち、最終決定をし、入社する。

このプロセスの中で最も時間を要するところは、実は求人を探すよりも前になります。

今の会社を辞めても後悔はないのか?

この答えを明確に出すことができないと先にはなかなか進めないからです。仮にあやふやな気持ちで先に進めてしまうと、いくつかの会社から内定をもらった後に悩みを抱えることになります。

内定までもらってからでも後戻りはできるかもしれませんが、それは誠実ではありません。そもそも写真を撮って履歴書を書き、日程調整をしてから面接を受けて、と費用も時間も掛かってしまいます。

内定まで出てしまうと最終決定の期限が決まります。内定を辞退して、今の苦痛を我慢する選択をするのか、内定を受け入れて、どんな職場か分からない状態のまま新しい会社へ入社して、結果としてそこで後悔するのか。

大抵の場合、今の職場が嫌で辞めたくなって他の会社を探すため、内定をもらえればどこでもマシだと錯覚してしまうものです。本当に内定がもらえた会社が良ければいいのですが、外れてしまうことも実際にはあります。

前にも言ったとおり、転職活動とは、時間が掛かって面倒くさいことなのです。きちんと戦略を練って向き合いましょう。

3.トラック運転手として己の棚卸しをすべし

今の会社を辞めて他の会社へ転職すると明確に決められたとしても、さらに、待ち構えていることがあります。

それは、求人を探すために、希望条件などを明確にしておくことです。

例えば、資格の有無や働く地域、給与や勤務時間などが明確でないと、たくさんある求人情報から抽出することができません。そのためにも棚卸しをしておく必要があります。

これまでにも、給料はこのくらい欲しいかな、、とか、思いつきで求人情報を検索したりしたことはあると思います。それを思いつきではなく、ひとつひとつをきちんと明確にして深掘りしましょうという話です。

(1)ハード面による棚卸し

ハード面とは、自分の意志ではどうにもならない要素が大きい内容です。

例えば、所持している運転免許や通勤時間などがこれに当たります。トレーラーの仕事をしたくても、大型免許+けん引免許を所持していなければ、応募することは現実的には難しいからです。

(2)ソフト面による棚卸し

ソフト面とは、自分の意志によってどこまで譲歩できるかという内容です。

例えば、残業は少なめとか、がっちり稼ぎたいとか、日勤帯がいいとか、そういった内容です。

(3)メンタル面による棚卸し

メンタル面とは、内面的な気持ちによる内容です。

例えば、「なぜトラック運転手を続けたいのか?」、「なぜこの会社に入社したいと思うのか?」といったことです。

ハード面やソフト面にも絡んでくると思います。

極端な例を挙げると、仮に現住所から通勤できなくても、志望する会社のYouTuberドライバーの動画を視聴して、楽しそうだから自分も絶対にこの会社の大型トラックで仕事したいから引っ越してでも応募したいとか、そういう熱い思いがあるのかどうか、とかです。

棚卸しについての詳細は以下の記事へ

4.トラック運転手の求人を効率よく探すべし

トラックドライバーが適職を見つける旅を象徴的に表現した道路と選択肢

トラック運転手の求人情報を探すには、主に8つの方法、媒体があります。

そして、これらの中で最も効率が良い方法は、転職サイトを活用する方法になります。

(1)ハローワークの紹介

ハローワークに紹介してもらうというものです。
どちらかと言えば、すでに離職している人を対象にしているので、個人的にはお勧めしません。

ただし、在職中でも一部限定での利用はできますので、ハローワークの近くに住んでいるならチェックしてみてもいいかもしれません。

(2)知人や友人の紹介

以前に勤めていた会社の友人に連絡を取ってみて紹介してもらうとか、Twitterなどで仲良くなった知人に紹介してもらうとか、紹介による転職もよく聞きますね。

他にも、例えばその会社が求人を10万円で広告出稿するとしてたら、その予算枠を踏まえて、その会社の社員が紹介すると3万円を紹介者に支払い、入社した求職者には5万円の入社祝い金を支払うという制度があったりします。その会社としては2万円浮くし、紹介なので面接しやすく期待値が高くなるような感じですね。

(3)フリーの求人情報誌

本屋さんの入口脇やホームセンターのトイレ付近などに小冊子が置いてあることがあります。
たまに物流ドライバーを多く特集することもあります。無料なのでチェックしてもいいと思います。

出かけた際に見かけたら手に取るくらいの位置づけです。

(4)新聞広告

新聞を購読している場合は、日曜日の地域版などに求人広告のスペースが掲載されていることがあります。情報量が少なめなので、その部分では判断ができないと感じます。

(5)新聞折り込みチラシ

新聞を購読している場合は、日曜日などに折り込みチラシが入っていることがあります。アルバイトやパートの他に正社員も含まれますので、チェックしてもいいかもしれません。

それを毎週スクラップしてみて、どの会社がどのくらいの頻度で広告を出しているかを調べたこともありますが、やはり狭い広告スペースの情報だけでは判断できないです。

(6)ネット検索

いわゆるググるというやつです。

特定の会社を調べるときは役に立ちますが、闇雲に検索すると沼にハマるので、個人的にはお勧めしません。

たくさんの広告サイトが乱立していて、どれを見たら良いのか分からず、混乱だけして頭が疲れてしまいます。

(7)入社したい会社のホームページ

主に全国展開しているような大きな運送会社などは、その会社のホームページとは別に採用情報だけに特化したサイトを作っていることがあります。

その会社の中で募集している職種や地域を絞って検索できたりします。

すでに入社したい会社が決まっている場合は、チェックしてみるといいでしょう。

(8)転職サイトの活用

現実的にはスマホなどで検索して求人情報を探していくスタイルが一番お勧めです。しかし、闇雲にネット検索しても疲れるだけです。

なので、私自身は転職サイトに登録して情報を集める方法を取りました。

初めて聞く会社を知ることができ、転職先の候補として挙げてくれるのがメリットです。

私が実際にいくつか登録してみて、良かったものだけを紹介しておきます。

5.まとめ

トラック運転手が転職を失敗しないためには、4つのポイントを確認しましょう。

  1. 求人を闇雲に探すことを止め、時間をかけてじっくりと取り組む
  2. 今の会社を辞めて、他の会社へ転職する意志を明確にする
  3. 己の棚卸しをして、希望条件を明確にする
  4. 転職サイトを活用して、求人を効率よく探す

生半可な気持ちでは、今よりも良い会社に出会うことは難しいです。焦らずにじっくりと転職という大きな行動を進めていきましょう。

ちなみに私自身、転職回数が多いことからも、これまでたくさんの失敗をしてきたことが分かるでしょう。この記事を書けると言うことは、ようやく正解に近づいてきたのかもしれないということです。

参考になれば幸いです。

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